よく生きよく死ぬ未来つくり。
宇井吉美さん/千葉工業大学
よく生きよく死ぬ未来つくり。
宇井吉美さん
千葉工業大学
受賞プラン
未来の介護をデザインする排泄検知シート Lifilm

なぜ起業したのか?
ただ当初は介護機器メーカーにコンタクトを取り、大学・企業間での共同開発をしようとしていましたが、東日本大震災の影響で新規プロジェクトが立ちあげられず、共同 開発ができないならば自分たちで起業しようとなりました。
起業後、最も苦労したことは何ですか?
結果的にはこの時外注していた友人を aba にスカウトすることができ、まさにピンチはチャンスだと身をもって体験しました。
個人の夢
実は今、介護施設でボランティアをしているのですが、認知症の利用者さんがだんだんと私のことを覚えてくれたり、笑顔を向けてくれるのが本当に嬉しくて、どんな形でも、現場にはずっといたいなぁと思っています。
※認知症になると、新しい人や物を覚えるのが苦手になります。
これからの人へのメッセージ
特に技術畑で育った人はなかなかビジネスマインドに触れる機会が少ないと思います。
自分が大学で研究していた内容の応用で構わないので、ぜひビジネスコンテストへ一度応募してみてください。
10年後、事業をどのようにしたいか
医療施設や介護施設を回っていると、如何に患者さんや高齢者の「生きる 力」を引き出すことが大変か痛感します。
この「生きる力」を引き出すお手伝いをさせていただき、回りまわって 「よく生き よく死ぬ 未来つくり」を実現したいと考えています。
起業家・経営者に最も必要なこと
私は起業して間もない頃、「社長らしくしなきゃ、その前に社会人としてもっ とこうしなきゃ...」と、自分を自分で型に押し込む日々を続けていました。
でもあるときお世話になっている社長さんに「宇井は宇井らしく生きればいいよ」と言われてから、世の中を変える起業家に求められるのは「自分というオリジナルをどこまで守れるか」だと思いました。
世の中を変えたい、新しい未来を作りたい人が、自然と起業するのだと思います。