石井力重
2005年度東北大会
優秀賞
人を愛すること。 社会を愛すること。

石井力重さん東北大学大学院

受賞プラン音声コンテンツ・マーケット
「音co知心(おんこちしん)」
なぜ起業したのか?
アイデアが好きで、アイデアを出すための創造的思考が好きであったこと。
企業が価値の高い製品やサービスを作り社会がもっと豊かになることに資する事業を作りたかったこと。それらを叶えるために、大学院時代に創造工学について研究してアイデア創出について専門的な知見をためることができたこと。思いと行動の結果、今の事業を起こすに至りました。
起業後、最も苦労したことは何ですか?
基本的には自分との闘いです。専門領域で事業を確立すると、同じ仕事をする人があまりいないため、手を抜くことが可能になり、怠惰や虚栄が頭をもたげ始めます。
それに任せるとスキルやセンスがおち、ついで仕事のクオリティーが落ちます。
常に力をつくし、さらに一般には無理だと言われている依頼に対してトライする姿勢をずっと持ち続けていくことが必要です。
自分を律し続けることが最大の課題です。
個人の夢
創造的な人や組織が次々生まれてくる社会を創りたい。
これからの人へのメッセージ
プランコンテストに応募しようとする人は、本気で取り組んでみてください。
本気で作った事業構想ならばあなたは気が付くはずです。
"コンテストで受かろうが落ちようが、これやりてえな!"と感じていることに。
強く願い、描き、動けば、世の中には圧倒的にたくさんの可能性があります。
10年後、事業をどのようにしたいか
関わった人たちの中から、多くの創造的な人や組織が次々生まれてくる10年後にしたい。
そのために、当社は今の事業を愚直にひたすら続けていくでしょう。
ただ産業のメインフィールドがどんどん変わっていくので求めれていく創造支援についても大きく変わっていくでしょう。
常にその変化に合わせて、作るもの、提供するサービスがあるので、具体的な製品についてはほとんどのものが大なり小なり形を変えているはずです。
産業や学校は今よりもずっと国際的になるでしょう。その変化にもあわせて事業は展開していきます。
起業家・経営者に最も必要なこと
人を愛すること。人々を愛すること。社会を愛すること。
だと思います。顧客への圧倒的な愛を持ち、それが製品のフォルムに宿るような気迫で仕事をすること。