矢島里佳
2009年度東京大会
東京産業人クラブ賞
子ども×伝統産業市場の開拓。

矢島里佳さん慶應義塾大学

受賞プラン伝統産業品で子供の美的意識・感性を養う
~伝統を次世代に繋ぐ!~
なぜ起業したのか?
大学3年生の頃から、20〜40代の若手の職人さんの取材をするお仕事をさせていただいてきたのですが、取材を続けていくうちに、ベビー・キッズのために職人さんが本気でものづくりしたら素敵だなぁと思うようになりました。日本のホンモノに触れられる環境が今の日本には欠けている気がしたのです。
そこで、いろいろ調べたのですが、"子ども×伝統産業"の市場がまだあまり開拓されていないことがわかり、「ないなら作ろう!」と思って起業しました。
起業後、最も苦労したことは何ですか?
あまり苦労したと感じることはありません。
チャレンジをし続ける限り、必ず乗り越えなければならないことは常にありますし、でも乗り越えるから実現できるので、苦労というものには成功の前に必ず出逢うものなのかもしれませんね。
個人の夢
学生時代から、興味のある事には何でも全力でチャレンジしてきたのですが、日本での活動が楽しすぎて、海外に1年間住みたいという夢は叶えることができなかったんですよね。
これはいつか実現させたいですね。とは言っても、まだ小さな和えるくんを、1年間も放っておくわけにもいきませんから、和えるくん海外進出の際に、機会を見つけて住んでしまおうかなぁ…笑
これからの人へのメッセージ
やりたいことがあったら、あまり考えすぎずにどんどんトライしてください!
学生という時間のあるうちに、やりたいことにチャレンジしなかったらもったいないですからね。活動していく中で、たくさんの魅力的な大人に出会うことができると思います。
そのときに、相手の方から知識や刺激をいただくだけではなく、自分からも何か発信出来ると良いですね。それは学生の"元気"でも良いと思うんです。
お互いに「出逢えて良かった!」と思える最高の出逢いが出来たら素敵だと思います。
10年後、事業をどのようにしたいか
和えるは私の子どものような存在です。
スタッフも関係者もみんなで、"和えるくん"を一緒に育てています。
今、和えるくんは1歳なので、10歳になると大分大きくなっていますね。
小学校4年生くらい。どんな子に育っているか楽しみですね。
和えるくんのママとしては、たくさんの人に愛され、必要とされる子に育ってほしいですね。
起業家・経営者に最も必要なこと
ビジョンを描く事ですかね。今何をしなければならないかも、もちろん大切なのですが、中長期的なイメージが常に見えているかはトップに求められる事のような気がしています。
私は何か新しい取り組みをするときに、必ず映像でイメージが見えるんです。
それが見えないときは、何かが違うんです。そう言うときは、もう一度考え直しますね。