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日本をユニバーサルデザイン先進国に。
2009年度全国大会
ビジネス大賞
日本をユニバーサルデザイン先進国に。
垣内俊哉さん
千葉工業大学
受賞プラン
バリアフリーマップ制作
障がい児向け通信教育・講演
なぜ起業したのか?
日本は超高齢社会となり、他国に類を見ない高齢化先進国となっています。
高齢化先進国の日本であるからこそ、バリアフリーやユニバーサルデザインにおいても先進国であらなければならないと考えています。バリアフリーやユニバーサルデザインを促進し、障害者や高齢者、多くの移動弱者の外出機会を図ることを目指し起業に至りました。
また、障害のある方々の視点を活かした事業を行うことで、障害(バリア)を価値(バリュー)とするバリアバリューな社会つくりを志し、この志に多くの仲間が集まってミライロが誕生しました。
起業後、最も苦労したことは何ですか?
大学生であったことから、信用を得づらかったことです。よって、学生であることを自ら口にせず、迅速かつ丁寧な仕事を常に心掛けました。また、同様の業務を行なっている会社が少ないため、大型の案件になると相見積もりが取りづらいということです。
個人の夢
先述した、バリアバリューな社会の実現が、会社の夢でもあり個人の夢でもあります。また、副社長の民野と二人でスタートした会社が少しずつ大きくなって、心から信頼出来る仲間がたくさん増えました。
些細な事ですが、これからも仲間や家族と、他愛のない話をしながら笑い合って喜びを感じられる瞬間を絶やさずにいたいです。
これからの人へのメッセージ
学生の皆さんにはいつもお話することですが、人生には必ず終わりがあります。
しかし、人生の長さはあらかじめ決まっているとしても、人生の幅は変えられます。多くを学び、感じ、走り続けることで、私も人生の幅が広がってきました。
目指すことがあるなら、自分の時間を1秒でも無駄にせず、少しずつでもいいので、前進する努力を続けて下さい。時には思い切って飛び込むことも必要です。
沢山のことを書きましたが、私はまだ偉そうに言える立ち場ではありません。
ぜひ、一緒に高め合っていきましょう。
10年後、事業をどのようにしたいか
社会性の高い事業に取り組んでいる方は沢山いますが、経済性が伴わないため多くの場合が続きにくいことも事実です。今後はそのような状況を変えていきたいと考えます。
その先駆けになるべく、バリアフリーを進めることで付加価値を生まれる事を、これからの事業を通して世に広めていきたいです。10年後の日本を、世界に誇れるバリアフリーやユニバーサルデザイン先進国にしたいです。
起業家・経営者に最も必要なこと
誰のために事業を行うのか、誰のために生きていくのかを常に考えることだと思います。それが明確になった時、人間の力は、何倍にもなり限界を超えて走れるのだと思います。
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