三橋克仁
2012年度全国大会
産業人クラブ賞
歴史に自分の名を刻みたい。

三橋克仁さん東京大学大学院工学部産業機械工学

受賞プランオンタイム学習プラットフォーム
mana.bo
なぜ起業したのか?
生まれたからには歴史に自分の名を刻みたい。
月並みですが、敷かれたレールに乗り、幸せな家庭と、衣食住に困らない何不自由ない暮らしができれば自分は満足か?と自分の心にきけば、
強く" NO"と返って来ました。
自分の力で社会に最も貢献できると考えたのが" IT×教育"の領域でした。
起業後、最も苦労したことは何ですか?
法人登記自体は大学院在籍中の 2012 年 4 月にしていました。
2012年秋、当時内定をもらっていた外資コンサルに就職し、その後 MBA をとってから 30 半ばで起業するのか、それとも今、本気でやるのか。
3ヶ月位ずっと悩んでいた時期が、何事も中途半端で精神的に辛かったですね。
個人の夢
38 歳の 4 月までに、石井裕さん、小飼弾さん、Paul Graham のように技術的バックグラウンドを持ちながらも文理問わず広範囲に知見の深い、そしてちょっとチャーミングなおじちゃんになりたいです。(人生前半の夢)
その後はリチャード・ブランソンのように宇宙開発を生業にしたいと思っています。(人生後半の夢)
これからの人へのメッセージ
まずは飛び込んでみること。
泳ぎ方のフォームを勉強するのもいいが、水に飛び込まないと泳ぎは身につかない。

プログラミングの本を読むのもいいが、プロダクトを作ろうとしないとエンジ ニアにはなれない。
起業を目指すなら、まずは身近なベンチャーに丁稚奉公でも何でも飛び込むこと。
私もですが、大抵の人は孫さんやジョブズのようにいきなり起業できるほどの実力も勇気もないので、現実的にはそこで小さく仕事を任せてもらって"プチ起業"を経験させてもらうのが私の考えるベストです。
あなたが本気なら、話を聞きますので、一度うちに遊びに来てください。
10年後、事業をどのようにしたいか
10 年後の目標は今はありません。
教育系 IT 企業として、2020 年に世界 No.1 のプラットフォーマーにしたい。
まずは 2017 年に上場するつもりで資本政策を描いています。
起業家・経営者に最も必要なこと
胆力。
事業をやっていると毎日大小様々な意思決定を迫られます。
そもそもステークホルダーに pros&cons があるから意思決定の必要がある。外部からも内部からも圧力がある。
前提条件が不十分でも"答え"を出すこと。
判断に責任をもち、上手くいっても全然ダメでも、無心で最善を目指し努力し続けられる、そういう心のあり方が、技術などの能力よりも重要だと思います。